MINORU renga GAZE
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RECOGNIZE x MINORU
R:RECOGNIZE, M:MINORU R:まずは自己紹介お願いします! M:初めまして、ではないけど。used shop rengaのミノルです。 R:ミノルさんのお店 renga について教えてただけますか?(いきさつ、コンセプト等) M:rengaをやるに至ったのは自分自身がわがままで協調性が乏しく、組織の中では窮屈に感じてしまうのと、とにかく自由でありたいから。 何事にも縛られることなく好きなものに囲まれて好きな人達と楽しく過ごしていきたいから。実際はそれだけでは済まされない色んなしがらみはありますが、 毎日楽しくやらせていただいています。コンセプトは。。。僕がふらふらした人間なのでまだ固まっていないのかもしれません。 とにかくスケーターやアーティスト、色んな方たちに遊びに来ていただき出会い、再会、情報交換の場になり、切磋琢磨、互いに刺激を与え合える場所を作っていけたらと願っています。 それだけでは経営困難に陥るのでちゃんと商売も頑張りますm(_ _)m取り扱い商品に関してはused アイテム、オリジナルアイテムなどなど。 古着屋でありながらまだ海外での仕入れができておらず、国内仕入れにとどまっているので早くぼろ儲けして海外に行きたいです。。。 R:2007年2008年2011年とスケートボードをキャンパスにしたアート展SKATE AND CREATEを主催しているわけですが、その経緯とは? M:もともと、友達と何か一緒にやりたいと思って形にできたのが2007年のskate and createでした。 その後、2008年は敏腕オーガナイザーMED氏が大きくサポートしてくれてしっかりと組織化され新都心の美術館でも開催できるなど大きく飛躍しました。 が、ちょっと気負いがあって2009年、2010年は休憩。2008年のskate and createを超えるものをしなければいけないという変な義務感がプレッシャーになっていたんですね。 個人的にもrengaをOPENして色々と気持ちに余裕はなかったというのも理由のひとつです。自分自身絵を描く気力もありませんでした。 そして、2011年、そろそろ何か動き出さないといけないなと思い始めて「自分のできる範囲で小さく」という頭に切り換えて開催させていただきました。 今回もたくさんの方々に支えていただき、素晴らしいアーティストの皆様に出展していただいて大成功だったと思います。 なぜ、スケボーに?という質問もはじめの頃はよくあったのですが、スケボー=自由、アート=自由 自由×自由ということでしょうか。でもスケーターであれば、 自分のデッキに好きなグラフィックを描いたり、好きなグラフィックの板に乗りたいというのはいたって当たり前のことだと思うので逆になぜそんな質問をするんだろうと思ったのが正直なところです。 それくらいスケートとアートは密接な繋がりがあるはずですから。 R:ミノルさんとスケートボードの出会いとは? M:小学生の頃、ローラースケートをやり始めたら某アーティストが数名で乗り出したので、それをまねしていると思われたらイヤだという思いからスケボーにチェンジ、 そしたらその某アーティストの後ろでまたスケボーに乗って現れた人達がいてそれもイヤでやめたのですが、中学時代、90年代前半にstussyや8ボール、JIVEなどなどのアイテムを扱っているショップが宮古島にできて、 そこのオーナーさんがちゃんとしたスケボーを持っていて(というのは宮古島にはスケボーと言ったらホームセンターで売っているものしかなかったから)それを見て、 また自分の中のスケート魂がふつふつと。でもやっぱり買えない。。。少年マガジンかなにかのスケボーの通信販売の白黒のページを友達が発見してやぶって学校に持ってきて「えータイヤだけで6000円もするの!?」と。 ウィールって言葉も知りませんでした。その後、高校卒業後上京した時にようやく20くらいにようやくマイスケートボードを購入。これまたブランクデッキで安いものでしたが。その頃は東京練馬の光が丘公園で滑っていました。 あの頃の仲間が今プロになったりアーティストとして活動していたりですごく刺激になっています。 R:ミノルさんはアーティストGAZEとしても活動している訳ですが、話せる範囲でいいので、GAZEについて教えてください。 M:沖縄に帰ってきてからこの名前で絵を描き始めてもう10年になります。 アーティスト、というのはちょっと自分自身、微妙なのですが、昔から絵を描くこと、見ることが好きで、よく学校の机の上に落書きしてました。 描いていたのはPUNKS NOT DEAD!!とかROCK’A’BILLYという文字でしたが。どっちなんだよっていう。 東京に出てからスケーターの仲間と遊んだり、街中や線路沿いに見かけるグラフィティーやストリートアートなどに触れたり、ギャラリーに絵を見に行く機会が増えて絵を描くことが多くなりました。 一番影響を受けたアーティストはmark gonzalesだと思います。スケーターでありアーティストである、というかたちに憧れました。 その頃、東京でuntitled2001というイベントがあって、渋谷、原宿、青山、代官山などなどのギャラリーやショップでgonzalesやbarrymcgeeといった海外のアーティストの展示が一斉に行われてそれがもう衝撃的&刺激的で。 そのイベントがskate and createにも繋がっています。 GAZEと言う名前は、好きなアルファベット、発音、文字の形から決めました。 意味も「じっと見つめる」という意味があるので僕の描く顔にはぴったりはまるような気がしたので。 じゃあ何を見つめているかといったら定かではないけど、自分自身を見つめる、という考えもあります。 漢字で芸頭、芸図というふうに書くこともあるのですが、どちらもなんだかぴったりとあてはまるなと気に入ってます。 民族的、と言われたりしますが、特にそこを意識しているわけではありません。 でもマヤやアステカなどなど、やっぱり神秘的で不思議なものにはすごく惹かれます。 描くものに意味を込めることはあまりありませんでしたが最近は少しずつそいういう点も意識し始めています。 でも一番なのは描きたいものを描きたいように描く、手の動くままにまかせる、という部分かもしれません。 だから見てくれる方にもdon't think、just feel.という感じで見ていただければ嬉しいです。 描いている時は時間を忘れることができます。 今一番欲しい時間はもしかしたら描くことに没頭できる時間かもしれません。 自営業をやっていれば好きなように描けると思っていましたが意外と逆でした。 今の目標としては作品を販売できるようにすること、そしていつかはNYで小さなカフェや小さなスペースでいいので個展をやりたいです。 NYには多くの刺激を頂いたので。アーティストとして生計を立てるのが夢であり目標です。まだまだまだまだ未熟者ですが。 R:現在開催中のZINE展では様々なアーティストのZINEを展示販売するそうですが、ZINEについて詳しく教えていただけますか? M:実際のところ僕もそこまで詳しくないんです。すいません。 簡単に言うと手作りの小冊子、でしょうか。zineとはmagazineのzine。 調べたところによると50年代の詩人たちが自分で作った詩集を仲間に配ったというのが始まりとも言われているようです。 あとは90年代のスケーターたちが絵、写真、言葉などなどをまとめてぱっとつくって友達にあげたりとか。 PUNKとの繋がりも強くありますね。ほんとにぱっとコピーしてバチンとホッチキスで留めた簡単なものからしっかりと製本されたものまでありますが、僕はDIY感、手作り感たっぷりのものが大好きです。 鉛筆やマジックなどで後ろの方にナンバリングがされていたりとか。すごく面白いカルチャーだと思います。 NYの本屋に行った時に普通に並んでいて、あぁこの感じいいなーと思いました。 今回zineの展示をするにあたって色んな方々に話をさせていただいていると意外とzineという存在が知られていないことがわかりました。 今後は沖縄でzineを定着し広めることに力を入れていけたらなと思っています。 ですから、今回の展示以降もrengaにてzineは扱っていく予定です。スケーターの皆様も是非是非。お待ちしております。 R:今後予定している展示会などありますか? M:白シャツremake展 「white shit」(shirtsとshitをかけて。。。)、 stencil展 「cut and shout」(仮) skull art 展「skull fight」 (仮) あと、ミニカーにペイントする展示会も予定しております。 詳細についてはblogにUPしていくと思いますのでよろしくお願いします。 renga blog R:最後沖縄のストリートシーンに一言お願いします! M:僕ごときがストリートシーンに何か言うのはかなり恐縮なことです。ストリートスケート、ストリートアートはsuper coolだと思ってます。車とおまわりさんには気をつけてください。ありがとうございます。 Big Thanks "MINORU-san"!! Who's NEXT?? |
MASASHI SHIROMA | KAZUYUKI MIYASHITA | ST-LOW | MINORU |
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MASAYA OSHIRO | KILLHA/b> |